一般不妊治療

一般不妊治療

タイミング療法

  医療介入度の最も低い、より自然でご夫婦の負担の最も軽いファーストステップがタイミング療法と言われるものです。排卵日と性交のタイミングを合わせて自然妊娠を目指します。経腟超音波で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さなどを計測したり、基礎体温から排卵日を予測します。この排卵する時期を予測し夫婦生活を持つことで、精子と卵子が出会える機会をつくります。

適応

  1. 月経周期が不安定で排卵日がわからない
  2. 排卵に問題がない、子宮に問題がない、精子に問題がない
  3. 夫婦生活ができる
    …など、自然妊娠するのに問題がないだろうと考えられることが条件となります。

AIH(人工授精)

  夫の精子を直接子宮内へ注入する方法で、受精は子宮の中へ入った後で起こるため、妊娠そのものの成立は自然に近い治療方法です。1回あたりの妊娠率は10%前後で、タイミング療法や、人工授精で妊娠された方のほとんどが、治療周期3~4回までに成立しています。そのため、治療回数の目安は通常6~7回くらいを上限として考えます。ただし、年齢の高い方では早めに体外受精などへステップアップする場合があります。

適応

  1. 排卵に問題がない、卵管の通過性に問題がない、子宮に問題がない
  2. 男性側に問題がある(精子、精液の量、精子の質的異常、射精障害、性交障害)
  3. 精子頸管粘液不適合、機能性不妊(原因不明)など

薬物療法

  卵胞が育つ、排卵する、受精する、受精卵が着床するまでの間、さまざまなホルモンがバランスを取りながら働いています。それらのホルモンバランスが乱れている場合にお薬を服用し補うのが薬物療法になります。排卵に必要なホルモンは、視床下部の下垂体からでるFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)の2つです。FSHは卵胞を育ててLHは排卵を促します。

適応

  1. 頸管粘液不全

    頸管粘液は卵胞ホルモンの作用により分泌され、精子が子宮内へ侵入するのを手助けしています。その頸管粘液の分泌が足りていない場合、卵胞ホルモンを投与することで補います。

  2. 黄体機能不全

    成熟した卵子が排卵された後、残された卵胞は黄体化して黄体ホルモンが分泌され、子宮内膜を厚くし受精卵が着床しやすい状態にしてくれます。また、基礎体温を高温状態にするのが黄体ホルモンです。黄体ホルモンの分泌が少ないと、子宮内膜が薄く着床しにくい状態だったり、卵子が成熟していない場合などが疑われます。排卵誘発剤により卵胞の発育を促すとともに、黄体ホルモン剤により分泌不足を補います。

  3. 造精機能障害

    原因不明のことも多いため、まずビタミン剤や漢方薬を服用して効果がみられない場合、男性ホルモンなどのホルモン剤を投与する場合があります。

手術療法

子宮筋腫、子宮奇形、子宮内膜症、卵管障害、精路通過障害(泌尿器)など、必要に応じて行われます。

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